Sさんの事例(既に完済済)

具体的な事例(Sさんの地方都市に住む商社営業マンのSさんは、1993年頃から金融業者からの借入をし始めて、2004年頃に全て返済をし終えた、私が担当していた顧客でした。

再度利用して貰う為の営業の電話をした時に『過払い請求の話を友達から聞いたのだが、自分もその手続きが出来るのか?』と問われました。

過去取引のあった全金融業者の債務状態を鮮明に覚えていたSさんの話を伺うと、過払い金が発生している事は間違い無かったので、手続きを進めることは可能なのでは…と、当時業者側の立場である私は本来言ってはいけないのですが、そう返答しました。

それから数日後、支店に≪取引履歴開示請求書≫を記入する為、来訪したSさんに『まさか、払った利息が戻る手続きがあるなんて…』と小声で言われました。

その書類を本社の取扱部署へFAXした後、原本を送付して過払い金返還請求の手続きが始まりました。

会社の顧客データーベースに≪取引開示請求在り・再貸禁止口座≫と入力し、私のSさんに対する全ての業務は終了しました。

3ヶ月後、全ての業者との和解が成立して約300万円の過払い金返還を受けたと、弾んだ声のSさんから連絡がありました。

当初、自分で全ての手続きを進めていた様でしたが、業者の中には“過去の債権など記録が無い。”等と言い、取引履歴開示書すら送って寄越さない所もあったようですが、そこは交渉能力に長けた営業マンのSさん、何度か支店に足を運び、支店長と話をし、直接担当部署と交渉をし、示談まで運んだと仰ってました。

勿論、法律家に依頼すれば事はスムーズに運んだとは思いますが、“自分のお金の事だから”と、最後まで諦めずに全て自分で書類を作成し、交渉して返還金を勝ち取ったそうです。

少々興奮気味のSさんに、私は小声で『良かったですね。』と電話をそっと置きました。






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